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イギリス北部・スコットランドで造られるウイスキーをスコッチ、あるいはスコッチ・ウイスキーと呼び、いまやウイスキーの代表格になっています。
スコットランド地方は北海道ほどの大きさですが、その中に百を超える蒸留所が集まり、多種多様なウイスキーが生産されています。その歴史も多く、15世紀末にはすでに大麦麦芽を原料にした蒸留所が開設された記録が古文書に残っています。
ウイスキー造りがスコットランドにもたらされたのはそれよりさらに古く、八世紀ごろにアイルランドからケルトの民によって伝わったと考えられています。
しかし当時は今と違って樽醸成の技術はなく、蒸留したての荒削りな酒だったといいます。
それが後年、樽に詰めることで琥珀色に変化し、風味もまろやかになることがわかり密造酒時代(十八世紀から十九世紀にかけて)にようやく現在の品質になったといいます。
良質の水と大麦などの原料、ピート(泥炭)を焚くことで生じたピート香、熟成に適した気候と樽……それらすべての要素がそろってはじめてスコッチ・ウイスキーが完成します。
スコッチの製法には大麦麦芽のみを原料にして単式蒸留器で蒸留した「モルト・ウイスキー」、とうもろこしなどを主原料にして連続式蒸留器で蒸留する「グレーン・ウイスキー」、この二つを混成した「ブレンデッド・ウイスキー」のタイプがあり、なかでもスコッチをスコットランドの地酒から世界的ブランドに押し上げたのが「ブレンデッド・ウイスキー」の存在です。通常3〜40種類のモルトと3〜4種類のグレーンをブレンドして造られます。もちろんスコッチの良し悪しを決するのはモルト・ウイスキーのクオリティで、蒸留所の立地や風土、自然環境によってモルト・ウイスキーの味わいが変わってきます。
現在、モルトの蒸留所は約110箇所あり(グレーンは8箇所のみ)、それぞれに個性豊かな風味を提供しています。
ちなみに、よく言う“シングルモルト”とは、一つの蒸留所で造られたモルト・ウイスキーを瓶詰めしたものをいい、複数のモルトを詰めたものを「ヴァッテッド・モルト」といい、区別しています。 |
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異なる40種ほどのシングルモルトが織り成すスコッチ・ウイスキーの小宇宙。17年の歳月を費やすことで到達したまろやかにして豊潤、力強く、瑞々しさを失わない味わい……こうしてバランタイン社の名ブレンダーの手でつむぎだされた銘酒が“17年”です。
スコッチを愛するなら、バランタインで安らぎのひと時をお過ごしください。 |
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